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nagasaki vol.4

2019-03-24 Sun 19:13

 

鍋冠山の展望台についた。360度見渡せる、新しくて立派な展望台だった。

 

 

人生で一番美しいと思った夜景はニューヨークの夜景だったが、長崎の夜景もそれに負けないくらい素晴らしかった。東京の夜景ではそれほど感動しなかったのに、ここでジーンときたのは地形によるものなのか、ここまでの道のりによるものなのか。小雨が降り続けて寒かったがしばらく佇んでいた。

 

 

その間2,3人のグループが何組か車で来ては帰っていった。徒歩で上ってくる人は全くいない。こんなに立派な施設なのに、なぜか徒歩の道のりは暗くて寂しい。同じ道を歩いて帰るのがすごく嫌になって、誰か車に乗りませんかと声をかけてくれないだろうかと思った。夜中に見ず知らずの人に車に乗せてくれと言えるほどボクはファンキーではない。

 

 

いろんな角度から夜景を撮ったあと、仕方なく来た道を戻った。遠足は家に着くまでが遠足、という言葉を思い出した。見るものは見たが、下り坂で滑ってこけたらやっぱり気持ちがくじけそうだった。

 

 

途中で曲がり角を間違えたようで、来た道と違う舗装された小道に出た。戻るのも面倒なので、下る方向に歩いて行けば行き着く先は同じだろうと考えた。10分ほど歩くと見覚えのある道に出た。どうやら行きにハードなルートを通っていたらしい。

 

 

とても美しい景色だったし、苦労した分感動も大きかったが、また登りたいとは思わない。車があれば行ってもいいが、歩いては絶対に行きたくない。そんな場所だった。

 

 

ホテルの近くまで戻ってくると、歩き疲れてお腹が空いたので、まだ空いている店を探した。レモンラーメンが有名な店が開いていたので入った。とんこつベースだがレモンの酸味で後味がさっぱりしていた。

 

 

しょっぱいものを食べると同じくらい甘い物を食べないと収まらないので、今度はカフェを探す。深夜までやっているくつろげるお店で感動やら恐怖心を整理して寝たかった。

 

 

チーズケーキが絶品と評判の店を見つけて行ってみた。店はバータイムになっていて常連の客で埋まっていたが、隅っこのテーブルでお茶してもいいか聞いたら、お一人でもよろしければどうぞと案内してくれた。先程のラーメン屋にしろこのカフェにしろ、長崎の店員は独り者に優しい。観光客慣れしている街は、親切にしなくても客が来てお金を落としていくので接客がよくない印象があったが、長崎は違うようだ。

 

 

チーズケーキは評判通りで本当に美味しかった。しっとり濃厚で丁寧に作られていることが分かった。同じようなタイプのチーズケーキで、作りが粗いなと思ったことがは何度もあって、自分の舌がこれは大切につくられたチーズケーキだと言っている気がした。

 

 

こうして思い通りにいかない前半をなんとか後半で巻き返して2日目を終えた。いよいよ念願の軍艦島である。

 

 

〜つづく〜

 

 

 

 

 

広いホテルの部屋